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運動療法

外反母趾治療のための運動療法は、本来その関節を動かす筋肉で関節を動かす自動運動と、それ以外の筋肉や器具、理学療法士など他人の力で関節を動かす他動運動があります。いずれの運動でも関節の運動になりますが、他動運動では筋肉の力は増えません。

運動療法で重要なのは、親指のつけねの関節の外反位での拘縮の予防と除去、それに母趾外転筋の筋力強化です。

最も簡単な拘縮(こうしゅく)期の治療は、自分の手で足の親指を内側に曲げてやることです。ひどくなると親指は、外側に曲がるばかりでなく、内旋(ないせん)といって爪が内側を向く方向に、ねじれてしまいます。ですから、親指を内側に曲げると同時に外旋、爪が上を向くようにねじってください。

最初はリズミカルに痛くない程度にくり返して、準備運動にします。次に力を入れて、親指をなるべく元の位置に戻し、耐えられる限度の痛みの半分ぐらいの力で5秒間、矯正位を保持してください。

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