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若年期の外反母趾の対策

若年性の外反母趾は、ハイヒールやパンプスなど、先細の靴をまだ履いていないのに起こるのが特徴です。

若年性の外反母趾の一番の原因は、遺伝的要因で祖母や母も外反母趾というケースが圧倒的に多いと言われています。 関節の柔らかさ、筋肉の弱さなど、いわゆる女性らしさが目立ちます。

年齢が低いのにもかかわらず、はじめから開張足(足の甲が横に広がって、平らになった足)、扁平足(土踏まずが無い足)の傾向も強く、外反母趾に対する抵抗性がありませんから、逆に成人にはあまり効果のない運動療法、装具療法が効果的です。

ただし外反母趾角が30度近くに達し、中足間角も15度ぐらいになる場合は、成長がある程度止まれば外反母趾が進行期に入らないように手術も考えます。

特に、20歳代にどうしても、おしゃれな靴を履きたければ手術が必要になります。 しかし、手術をしてもあまり高いハイヒールを履けば、外反母趾が再発するので手術後、医師の指示を守れることが条件になります。 そして、長期の観察も必要になります。

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