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外反母趾手術のリハビリ (5~6週目)

手術後5週目には40kg程度を目標に、荷重をかけ歩行訓練をしましょう。しかし何千回、何万回うまくいってもたった一度、体重をかけすぎて曲げてしまえば、すべてが無駄になってしまいます。決して無理せず、段階を飛ばさずにステップ・バイ・ステップでやりましょう。

歩くときに手術した足のつま先の位置まで、反対の足の踵がきてもよいでしょう。足の踏み出し方は、付け根の関節の曲がりを決めます。この関節が硬いまま反対の足を大きく踏み出すと骨接合部に無理な負担が集中することになります。

両足を手術した人は小股で歩いてください。ゆっくり小股であれば、松葉杖なしで外を歩いても構いません。

6週目には、片足の人も両足を手術した人も全体重をかけて構いません。両方を手術したからといって、骨がつくのに倍の期間がかかるわけではありません。

ただし、片足の場合には、転びそうになったとき反対の足で踏ん張れますが、両足を手術した人は、そうはいきません。片足ならば手術をした足をかなり前に出せるので、歩幅を稼ぐことができます。両足の場合には、つけねの関節が柔らかくなるまで、小股で歩かねばなりません。

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