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夜間用装具

外反母趾の治療:夜間用装具外反母趾の矯正用装具にも種々ありますが、夜間、歩かない時に使う装具と、靴を履いて歩く時に使用する装具に大別されます。

原理は、どちらも外反母趾で外側に曲がった親指を、引っ張ったり、押したりして元の位置に戻そうとする器具です。

夜間用装具は、バネや板に親指をくくりつけ、かなりの矯正力を発揮します。しかし、実際には、痛みに耐えられないので、長時問にわたって強い矯正力を維持することはできません。ですから弱い力で長時間使うか、強い力で短時間使うかのいずれかに限られます。

夜間装具は、親指の付け根の関節が手の指で元の位置に簡単に戻せる可逆期には、拘縮(こうしゅく)予防に役立ちます。 拘縮が起こっても時間が経っていなければ、改善の可能性も十分にあります。

拘縮が起こってしまうと裸足で歩いていても、外反母趾が進行するので、拘縮の予防や除去は大切です。特に若年性の外反母趾、若い人の外反母趾には、効果が大きいと言われています。

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