外反母趾を治療するのは整形外科医です。整形外科医は足の専門医でないのですが、足の病気やケガをたくさん診ているので、このまま様子を見ていてよいのか、なにか治療が必要なのか、より高度の専門医の治療が必要なのか、などのある程度の見通しはつきます。
また、レントゲン写真を撮って角度の計測をしておくことは、後に外反母趾の進行の早さを知る上で大切なことです。計測は後からでもできるので、撮っておくだけでよいのです。自分ではなかなか評価できないので、仮に経過観察だけでよいとしても、6ヶ月から1年に1度は診てもらってください。
外反母趾を治療する整形外科医の一番の役割は、手術が必要な時期を早すぎも遅すぎもせずに的確に判断することで、それには経過観察こそが最も重要といえます。